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設計事務所の設計料について

世間的に知られているのは、工事費の10%ではないでしょうか。

では工事費とは?

設計事務所の設計料の場合は、事務所ごとに設定があります。

工務店との工事契約時の金額の10%というところもありますし、設計をするにあたっての工事費の設定額というところもあります。

また面積によって金額設定されている方もいらっしゃいます。

まずは、気になった設計事務所にどのような設定なのかも確認されると良いかもしれません。

ここで気にされるのは、設計をするにあたっての工事費の設定額から算出されるという場合ではないでしょうか。

何故、工事契約時の金額ではないのか・・・それは初めの設定金額に見合った図面(枚数や詳細図など)内容を作成したり、極めて詳細な打ち合わせ(お持ちの収納量の把握と新居での収納位置確認など)を行い、尚且つ見積時には、よりお値打ちとなる工務店の選定と見積査定を行い工事費の圧縮と質を高めるところに力を注ぎます。その点から工事契約金に対してではなく、設定した工事費の金額で算定しているのです。実際に相見積をすることで、おおよそ工務店の工事費の平均と合ってくることが多いので、そのように説明される方もいらっしゃいます。

まだまだ設計料が高い、工事とは別で費用がかかるという感覚を持たれている方も多いのではないでしょうか。

何故、そう感じるのか。設計という項目が金額にしっかり見えてくるからです。

建築費と設計料の金額についてよくよく考えてみますと、10%が設計料ですから全体からすると1/10の金額です。メーカーや工務店のように一社に決めてしまいますと、工事費の透明性がわからなくなります。大きな値引きをされているとお値打ちだと思うこともあるでしょう。

例えば、ユニットバスやキッチンをメーカーで見積しますと定価で見積をいただきます。よく知られた一般的なメーカーでしたら、実際はその3~4割引きは普通ということもあります。最近、メーカーによっては値引きをしないスタイルに変更されているところもあるようですが、まだまだ一般的には定価と実際の値段の差はあります。

つまり工事費に計上されている経費というものとは別に、値引き率によって見えない部分は多いという可能性もあります。

これは、どの業界でも存在することではないでしょうか?金額を小さく見せておくことで、選んでいただくという一つの手法です。

衣食住の中で、衣と食については消費者としていろいろと気をつけられている方が多いですが、住についてはまだまだ中身をしっかり把握しようという方は少ないように思われます。

派手な広告と金額に目を奪われるのではく、実際の質と金額についてよくよく考えていくことで、より良い生活の基盤を作ることができます。

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