庇は深すぎても・・・
見積が終わり、いよいよ現場というところまで来ましたが、建物を計画する上での豆知識を少し載せていければと思います。
庇が深い(奥行がある)というと、利点を良く想像します。
窓を開けても急な雨が室内まで入らず安心だとか、洗濯物を干していても小雨なら大丈夫とか。
確かに利点は多いです。
実際に奥行が1300mmの庇があるデッキでのことです。窓高さは2200mm。
この時期だけは、この深さの庇がちょっと浅ければと感じたりもします。
春になり太陽も低い位置からどんどんと高くなり、室内まで差し込んでいた陽射しも段々と入らなくなってきます。
まだまだ日陰は肌寒さが残るこの時期、デッキにでればポカポカなのですが、室内まではその恩恵は受けられなくなってきます。
何事も良い部分と悪い部分がありますが、総合的に見て自身にとって良い部分が多ければ採用しても良いですね。
夏の陽射しは庇で止め、冬の陽射しは窓から取り入れる。
そうすることで、コストをかけず快適に過ごせる仕組みの一つができます。
自然の力を利用することも大事にしていきたいですね。