木の色幅について
木は同じ色ではありません。
薄いものから濃いものまで、いろいろとあります。
だからこそ雰囲気が出て良いこともありますが、時には悩ましい時もあります。
下の写真で、軒裏(入口扉の上部)に使用したレッドシダーに注目してください。
必要な面積の材料を取り寄せられ施工されたのですが、偶然にも薄い色のものと濃い色のものの二種類が届いてしま
いました。
レッドシダーという材料は同じなのですが、色がこれだけ違うものが届いてしまうこともあります。
材料は必要面積より少し余分に取り寄せますが、このように色幅が出てしまうのを嫌われる場合は、必要面積より
2倍の面積を発注するなどして間引かないといけません。
使用する材料の長さによっては、一枚で端から端まで届かない場合もあります。
色や貼り方にこだわって、なるべく自然に継ぎ目が気にならないように配慮することも大事です。
小さなことの積み重ねで、全体の雰囲気が決まってきます。
写真の石畳も実は人の動きを意識して、大きさや方向などとても考えられています。
