巾木について。
床と壁の見切り材で、アラ隠しの材でもあります。最近は付けていないところも多いですが、天井と壁の見切り材で廻り子(廻り縁)というのもあります。 巾木は、掃除の時にぶつかっても壁が傷つかないようにする役割もありますので、取り付ける場合は3cmほどの高さが最低かと思います。 また入り巾木といって、壁が少し入り込んだような巾木もあります。 施工技術や手間のかかるものになるので、割高となりますが、よりシンプルな空間にしたいのであれば効果的です。 巾木と壁仕上げで、たまに問題になるのが仕上げが異なる場合です。 写真のように突き板貼りの場合、巾木を入れてしまうと、その部分が強調されてしまいます。 このような場合は、巾木を入れず仕上げてしまった方が綺麗です。 現場監督さんには注意して伝えておかないと、巾木を付けられしまうことがありますので注意してください。 関わりあう要素を減らすことで、空間がすっきり見えてきます。