top of page
Recent Posts

家づくり  土地について

前回、お知らせしたとおり実体験をもとに、家を建てようと思ってから完成までの経験談を、記載していければと思います。

家を建てようということになったキッカケは、奥さんの「アパート代がもったいないから」の一言からでした。

確かに家を建てる前提ですと、資産にもならないアパート代をずっと払い続けることは無駄でしかありません。

しかし、良い面として都合よく引越できることや、大きさを変えて借りられる、収入にそった計画が立てられます。

まずは、その一言から頭金がどれくらいあるのかと、銀行でどれくらい借りられるかを確認しました。

借りられる金額と返済できそうな金額のバランスを見ながら、総額を決めました。

さて家を建てる土地があれば良いのですが、持ってらっしゃる方は多くはないかもしれません。

実家の横に土地がまだあるので、少し離れたところに土地がという方はラッキーです。

土地を購入する費用を家にまわしたり、将来を考えローンを控えめにすることもできます。

土地探しには、根気が必要です。経験上、探し始める時に何年かは見つからないだろうと思ってました。

希望の範囲で見つからないこともしばしば、見つかっても形状や周辺環境が気になることもあります。

そうなってくると、探すのにのに疲れて家を建てようという熱が冷めてしまう方もいます。

実際に、5年とか6年探しおられた方もいらっしゃいます。

人気の高い土地は、やはり南側道路。土地の価格にも影響しています。

道路幅と庭の奥行で、日陰になる心配が少ないことから人気なのでしょうが、デメリットもあります。

道路に接する幅が狭い場合、玄関も南側となるため部屋の窓を広くとることが難しくなります。

また不特定多数の方の視線が気になるので、窓を開けて生活することに気を使うことも。

道路がどちらにあっても工夫次第で快適な生活は確保できるものなので、限定しないことをおすすめしたいです。

土地の形状については、なるべく整形が好まれます。建物を建てる時に扱いやすいからということでしょうね。

旗竿地は、駐車場部分が確保しにくかったり、竿部分で面積を取られるので実際に建物をたてる面積が限られるということもあり、選択肢の順位は低いです。

いびつな形の土地は、どう建てられるかイメージがつかず更に低くなります。

しかし、土地の金額が安いことが多く、同予算で少し面積の大きな土地が買えることも。

人気度が低いことで、希望の地域で売れていないということもあるかもしれません。

土地の形状についても工夫次第でマイナスに見える部分もプラスに活かすこともできます。

土地の高低差については、なるべく高低差がない土地が工事費についは抑えられます。

高低差があると土留めなどの擁壁工事に何十万から何百万とかかってきてしまいます。

ただ、高低差があることで眺望がよく、平らな土地にはない景色を得られることもあります。

生活スタイルにより選んでいただけると良いと思います。

ライフライン(上下水道やガス、電気など)が整っているかどうかも重要です。

過去にあった事例では、都市ガスを使用したいのだけど50m先までしか来ていないということがありました。

土地を購入する金額だけでなく、ライフラインが整っていない土地の場合は別途必要となり、予想外の出費になってしまうことも。

更地なのか建物がそのまま残っているかなどにもご注意ください。

地中に埋まっていて、目に見えないものの処理費用がかかることもあります。

契約書の内容をしっかり確認してください。現状引き渡しなのか、更地で引き渡しなのか、更地引き渡しの場合の地中埋設物についての処理負担がどちらにあるのかなどです。

例えば、地中にたくさんゴミを埋めていたとか、解体撤去したら建物の規模に反して大きくて深い基礎が埋まっていたとか、樹木の切株がたくさんあり引き抜かないといけないなど。

写真は、手前中央あたりに一つだけ切株がありました。基礎工事の掘削時に抜いてもらいました。

あとは、時間帯を変えて見に行くことで、周辺環境がよくわかります。

例えば、土日は静かだったのに、平日は近くの工場で作業する音が。

抜け道となっていて通勤時間になると、車通りが異様に多くスピードを出して通っている。

街灯が少なく防犯的によろしくなさそうなど。

最近では、局所的な豪雨により側溝の許容量を超えてしまい、道路にあふれて浸水してしまうという

ところにも注意です。

長くなりましたが、まず土地についてざっとまとめてみました。

気になる土地がある場合は、設計事務所に連絡して見てもらうのもいいでしょう。

相談でしたら無料というところがほとんどですし、話をすることでいろいろと気付く部分も多いと思います。

人生で一番長く過ごす場所ですので、無料で相談できるのであれば相談した方がお得ですよね。

Recent Posts
bottom of page