建方の時に
朝は、8時から開始される建方。
まずは、土台に柱を立てていき、一階部分を仕上げ、二階そして屋根と続きます。
大きな建物でない限り、一日で建方が終わります。
ご近所のご迷惑にならないように夕方で終えることが多く、屋根のルーフィング(防水のシート)を敷くところまでか、敷く前までといった感じになります。
翌日が雨の予報だったりすると、濡れないようにしっかりブルーシートで雨養生をしていただけます。
たまにしていない業者さんもいるようですが、ほとんどの業者さんはしっかりされています。
柱や梁は、乾燥材を使用していますので、少しくらい濡れても晴れの日が続けば放湿します。
建方の日は、出来上がってきたぞという気持ちになる日ではないでしょうか。
始まる時に、当日建方に参加していただける職人さんにご挨拶をして、10時と15時の休憩時にお茶などを出していただけるだけでもよいですし、ご祝儀をお渡しすることもあります。
ご祝儀は、一日の終わりに労いの言葉と一緒にお渡しされるとよいでしょう。
大工さんとここで初めて顔合わせすることになります。現場に一番長く携わっていただく大工さんですから、少しでもいいのでお話しできるとよいですね。
その後に、現場でお会いするたびに少しずつお声を掛けていただいたりすると、現場での雰囲気がよくなります。
一回に長い時間お話しするより、短い時間でも何回もお会いする方が親近感がわくということを聞いたことがあります。現場を見学するたびに、少しでもお話しすることで親近感が生まれ、現場に愛着をもっていただける要素になると思います。
お話することで、気付かなかった使い勝手や思いも発見できるかもしれません。ただ気軽にお願いしたことが、無料ではなかったということもあります。そのあたりは、しっかり注意しておきましょう。変更になる場合は、設計事務所や監督さんとお話をしてサービスなのか、金額がかかるものなのかを工事される前に明確にしておくことが大事です。
完成した時に、気持ちよく終われるように心掛けたいところです。